夏休みは上海へ [etc.]
暑い毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 私はどうやら夏バテのようです。疲れやすく食欲も無く、おなかの調子もイマイチ…もっとも、今週から仕事が始まったことで少しずつ回復しつつありますが。
今週は夏休みという方が多いのではないかと思いますが、私は先週に休みをもらい、家内の両親と中国の上海へ行ってまいりました。
今回、上海は誰もが初体験。どんなことが期待できるのか、ロクに調べもせずツアーに臨みました。
果たして近代中国の一端を覗くことのできた旅だったと思います。
1日目は成田から上海への移動と、上海市街の観光でした。
成田発9:50、上海(浦東空港)着11:55
搭乗の飛行機は"FLY!パンダ"塗装のボーイング767です。
浦東空港でツアコンさんと合流し、車で上海市街へと向かいます。
上海ヒルズ(Shanghai World Financial Center : SWFCビル)
100階(474m)は世界一高い展望台(東京スカイツリーの第2展望台より高い)になっており、上海の街を見下ろせます。
再び地上へ
この角度からだと当ビルの特徴的なデザイン(97~99階に穴があって栓抜きのよう)が見えませんね。
グランドハイアット上海
宿泊したホテル…ではございません。
上海国際会議場と東方明珠電視塔(上海タワー)
浦東から黄浦江を挟んで外灘を望む
浦東は経済特区として近年発展した新しいエリアに対し、外灘は20世紀初頭の趣を残すエリアです。
外灘観光トンネルで浦東から外灘へ
ゴンドラに乗り光と音の演出の中、約5分で対岸へ到着します。
外灘から浦東を望む
先ほど上った栓抜き(上海ヒルズ)もよく見えます。
そして夜は船に乗って黄浦江をナイトクルーズ
夜景でもモダンな浦東とレトロな外灘が対照的でした。
よろしければ2日目以降もお付き合いください
2日目は蘇州へ
ここで、デジカメのバッテリー残量が心細いことに気が付きました。加えて充電器や予備バッテリも持ってきていないという迂闊さでした。そのため、この後は極端に写真枚数が減っております。大変申し訳ございません。
虎丘
呉の皇帝が埋葬されております。
そしてここでの見ものは東洋版ピサの斜塔。
虎丘塔(雲岩寺塔)
塔の高さは約48m、そして傾きは約3.5度だそうです。
寒山寺
唐代の詩人、張継の詩「楓橋夜泊」で有名な(私は存じませんでした)除夜の鐘がありました。
世界遺産であり中国四大庭園である留園
冠雲峰
高さが6.5mもある有名な太湖石だそうです。
山塘街
遊覧船で古運河をクルージング
夜は上海雑技団のパフォーマンスを楽しみました。
まだ小学生と思われるような子も出演しているんですね。ポピュラーな輪くぐりや皿まわし、シーソーを使ったアクロバット等、上演時間の約90分はあっという間でした。
特にバイクサーカスは圧巻。丸いケージの中を最大5台が走り回るのは、ぶつかるのではないかとヒヤヒヤ物でした。上海観光の中でも、これはお勧めです(撮影禁止ということもあり写真がございませんが、WEBで検索すればいろいろとヒットしますので探してみてください)
3日目
午前中は上海海洋水族館へ
155mという世界最長のトンネル水槽が売り物とのことですが、自分には日本の水族館(たくさん知っているわけではありませんが)の方が楽しめたようです。例えば海獣(かわいいゴマフアザラシは居ました)ゾーンがあると違ってくると思うのですが。アジア最大級の規模ということでちょっと期待し過ぎだったようです。
午後は田子坊や新天地、南京路付近をのんびり散策。
南京路は東西にショッピングモールが伸び、歩行者天国となっております。デパートやショッピングセンターが数多く、ウインドウショッピングやお土産を探したりと、少々歩き過ぎました。みんな結構お疲れの様子。
夕食後、一度ホテルに戻ってマッサージ店を紹介してもらいました。
これが大当たりで、パワフルな揉みで疲労もかなり回復(もちろん一般的なマッサージですよ!念のため)
この日はついに写真は1枚もなし(汗)
そして記事の内容もますます薄っぺらに(大汗)
4日目はついに帰国の日です。
この日の観光は午前中のみ。豫園と(お決まりの)お茶の試飲、そしてリニアモーターカーで空港へというスケジュールでした。
豫園
明代の庭園で、もともとは四川省の役人が造った個人庭園とのこと。庭園の周りは土産店や飲食店が並ぶ豫園商城というエリアです。
豫園商城
リニアモーターカー
龍陽路駅から空港間(約30km)を約7分で結ぶ、ドイツ方式(トランスラピッド)のリニアモーターカーで、現在一般営業をおこなっている唯一の路線だそうです。最高速度は430km/h
加速はなかなかいいですね。最高速までスムーズに速度が上がります。300km/h以上の表示を見て少し興奮。最終的には431km/hに到達し数分の間維持。並行する高速道路の車が止まっているように見えますが、未体験の速度域のためか、新幹線より遥かに速いなという実感はあまりありませんでした。また、振動や騒音は新幹線などの車輪式と比べて格段に優れているとも感じません。カーブではこれが浮上式かという感覚はあります。5両編成同士が最高速ですれ違うのは本当に一瞬でした。
これで4日間の上海ツアーは終了です。
今回、一番印象的だったのは人や車・バイクの多さと、それらの無秩序さ(我々の目にはそう見えました)
バイクの信号無視や逆送は当たり前だし、車もスムーズな流れを心がける意思は全く見られず、クラクションが鳴り止むことがありませんでした。歩行者も日本では考えられない危険な方法で車道を横断します。
街中でTREKの看板を掲げた大きなショップを見かけました。あいにく車窓からだったのですが、ロードバイクも展示されていた様子。しかし、あの交通事情の中でロードバイクに乗るのは自殺行為に思えます。きっと数kmも走れば事故に巻き込まれるでしょう。
そして、430km/hのスピードや474mの高さも貴重な体験でした。
食事は上海料理と蘇州料理をいただきましたが、どちらも美味しかったです。私は広州と西安(と香港)に行ったことがあり、何種類かの中華を食べましたが、日本で食べるものと比べて癖が強くあまり良い印象はありませんでした。しかし今回は意外にも口に合い、箸が進んだのです。全体的に薄味で日本人の口にはあうように思いました。
あとは何と言っても上海雑技団。若い子たちがあれだけのパフォーマンスをするのは本当に驚きでした(オリンピックなどで優秀な選手がたくさん出てくるのは当然なのかもしれません)
これは機会があればまた鑑賞したいと思います。
上海には中国の人たちのパワーが溢れておりました。
今週は夏休みという方が多いのではないかと思いますが、私は先週に休みをもらい、家内の両親と中国の上海へ行ってまいりました。
今回、上海は誰もが初体験。どんなことが期待できるのか、ロクに調べもせずツアーに臨みました。
果たして近代中国の一端を覗くことのできた旅だったと思います。
1日目は成田から上海への移動と、上海市街の観光でした。
成田発9:50、上海(浦東空港)着11:55
搭乗の飛行機は"FLY!パンダ"塗装のボーイング767です。
浦東空港でツアコンさんと合流し、車で上海市街へと向かいます。
上海ヒルズ(Shanghai World Financial Center : SWFCビル)
100階(474m)は世界一高い展望台(東京スカイツリーの第2展望台より高い)になっており、上海の街を見下ろせます。
再び地上へ
この角度からだと当ビルの特徴的なデザイン(97~99階に穴があって栓抜きのよう)が見えませんね。
グランドハイアット上海
宿泊したホテル…ではございません。
上海国際会議場と東方明珠電視塔(上海タワー)
浦東から黄浦江を挟んで外灘を望む
浦東は経済特区として近年発展した新しいエリアに対し、外灘は20世紀初頭の趣を残すエリアです。
外灘観光トンネルで浦東から外灘へ
ゴンドラに乗り光と音の演出の中、約5分で対岸へ到着します。
外灘から浦東を望む
先ほど上った栓抜き(上海ヒルズ)もよく見えます。
そして夜は船に乗って黄浦江をナイトクルーズ
夜景でもモダンな浦東とレトロな外灘が対照的でした。
よろしければ2日目以降もお付き合いください
2日目は蘇州へ
ここで、デジカメのバッテリー残量が心細いことに気が付きました。加えて充電器や予備バッテリも持ってきていないという迂闊さでした。そのため、この後は極端に写真枚数が減っております。大変申し訳ございません。
虎丘
呉の皇帝が埋葬されております。
そしてここでの見ものは東洋版ピサの斜塔。
虎丘塔(雲岩寺塔)
塔の高さは約48m、そして傾きは約3.5度だそうです。
寒山寺
唐代の詩人、張継の詩「楓橋夜泊」で有名な(私は存じませんでした)除夜の鐘がありました。
世界遺産であり中国四大庭園である留園
冠雲峰
高さが6.5mもある有名な太湖石だそうです。
山塘街
遊覧船で古運河をクルージング
夜は上海雑技団のパフォーマンスを楽しみました。
まだ小学生と思われるような子も出演しているんですね。ポピュラーな輪くぐりや皿まわし、シーソーを使ったアクロバット等、上演時間の約90分はあっという間でした。
特にバイクサーカスは圧巻。丸いケージの中を最大5台が走り回るのは、ぶつかるのではないかとヒヤヒヤ物でした。上海観光の中でも、これはお勧めです(撮影禁止ということもあり写真がございませんが、WEBで検索すればいろいろとヒットしますので探してみてください)
3日目
午前中は上海海洋水族館へ
155mという世界最長のトンネル水槽が売り物とのことですが、自分には日本の水族館(たくさん知っているわけではありませんが)の方が楽しめたようです。例えば海獣(かわいいゴマフアザラシは居ました)ゾーンがあると違ってくると思うのですが。アジア最大級の規模ということでちょっと期待し過ぎだったようです。
午後は田子坊や新天地、南京路付近をのんびり散策。
南京路は東西にショッピングモールが伸び、歩行者天国となっております。デパートやショッピングセンターが数多く、ウインドウショッピングやお土産を探したりと、少々歩き過ぎました。みんな結構お疲れの様子。
夕食後、一度ホテルに戻ってマッサージ店を紹介してもらいました。
これが大当たりで、パワフルな揉みで疲労もかなり回復(もちろん一般的なマッサージですよ!念のため)
この日はついに写真は1枚もなし(汗)
そして記事の内容もますます薄っぺらに(大汗)
4日目はついに帰国の日です。
この日の観光は午前中のみ。豫園と(お決まりの)お茶の試飲、そしてリニアモーターカーで空港へというスケジュールでした。
豫園
明代の庭園で、もともとは四川省の役人が造った個人庭園とのこと。庭園の周りは土産店や飲食店が並ぶ豫園商城というエリアです。
豫園商城
リニアモーターカー
龍陽路駅から空港間(約30km)を約7分で結ぶ、ドイツ方式(トランスラピッド)のリニアモーターカーで、現在一般営業をおこなっている唯一の路線だそうです。最高速度は430km/h
加速はなかなかいいですね。最高速までスムーズに速度が上がります。300km/h以上の表示を見て少し興奮。最終的には431km/hに到達し数分の間維持。並行する高速道路の車が止まっているように見えますが、未体験の速度域のためか、新幹線より遥かに速いなという実感はあまりありませんでした。また、振動や騒音は新幹線などの車輪式と比べて格段に優れているとも感じません。カーブではこれが浮上式かという感覚はあります。5両編成同士が最高速ですれ違うのは本当に一瞬でした。
これで4日間の上海ツアーは終了です。
今回、一番印象的だったのは人や車・バイクの多さと、それらの無秩序さ(我々の目にはそう見えました)
バイクの信号無視や逆送は当たり前だし、車もスムーズな流れを心がける意思は全く見られず、クラクションが鳴り止むことがありませんでした。歩行者も日本では考えられない危険な方法で車道を横断します。
街中でTREKの看板を掲げた大きなショップを見かけました。あいにく車窓からだったのですが、ロードバイクも展示されていた様子。しかし、あの交通事情の中でロードバイクに乗るのは自殺行為に思えます。きっと数kmも走れば事故に巻き込まれるでしょう。
そして、430km/hのスピードや474mの高さも貴重な体験でした。
食事は上海料理と蘇州料理をいただきましたが、どちらも美味しかったです。私は広州と西安(と香港)に行ったことがあり、何種類かの中華を食べましたが、日本で食べるものと比べて癖が強くあまり良い印象はありませんでした。しかし今回は意外にも口に合い、箸が進んだのです。全体的に薄味で日本人の口にはあうように思いました。
あとは何と言っても上海雑技団。若い子たちがあれだけのパフォーマンスをするのは本当に驚きでした(オリンピックなどで優秀な選手がたくさん出てくるのは当然なのかもしれません)
これは機会があればまた鑑賞したいと思います。
上海には中国の人たちのパワーが溢れておりました。
いいなぁ〜(よだれ)。
模範的な夏休みですね。
他の人のブログでも上海はたびたび目にするのですが古い町並みと近代的なビル群との対比が凄いです。
いつかは行ってみたいと思います。
義父母孝行お疲れ様でした。
by ももんが (2012-08-15 23:15)
おおっ!海外脱出組だったんですね。
上海は歴史ある都市ですが、急速に発展しただけに、色々な「時代」が入り混じっているような感じですね。
しかし中国は本当にパワフルですわね。
お疲れ様でした。
by soraneko (2012-08-16 19:11)
ももんがさん、コメントありがとうございます。
急激に発展した都市なので、仰るように歴史的遺産と近代文明の2つを味わえるとてもお得な旅です。予想以上に楽しい経験でした。自分だったらきっと行こうとは思いつかなかったでしょう。企画してくれた義父母に感謝です。
by とも (2012-08-16 23:52)
soranekoさん、コメントありがとうございます。
海外へはめったに行かないので、パスポートが切れているのに気付かず、再取得できたのは旅行の12日ほど前でした(アブなかったぁ)
上海の皆さんは本当にパワフルでした。正直、あの中で生活したいとは思いませんが、第3者の立場で覗くのにはなかなか魅力的な街です。
by とも (2012-08-16 23:58)
いいですね~、上海。
すべてにおいてスケールが大きい!
しかも夜のクルージングは、悠久の大地に営む住民パワーを感じさせてくれるような幻想的な夜景ですね。
呉の国の首都だったんですなぁ。御陵もあるんですね。自分も三国志は好きなので赤壁も含めて見に行ってきたいですね。
本当に素敵な連休でしたね~。(*^_^*)
by ロックシップ (2012-08-18 22:06)
ロックシップさん、コメントありがとうございます。
そうなんです、上海に行ってあらためて中国のパワーを目の当たりにした感じでした。夜景はキレイでしたが、朝から夜まで何処へ行っても人人人…写真に人を入れずに撮るのも一苦労です(苦笑)
ロックシップさんは三国志にお詳しいのですね。自分ももう少し歴史を理解して行けばより楽しめたのではないかと少し残念でした。
by とも (2012-08-18 22:45)
上海に2年と少しの間赴任していたことがあり、当時でも半年訪れなければ町並みが変わるほどの勢いで発展してました。
万博で市街地の整備が進んだと思います。
いろいろな意味で中国の勢いを感じられたようですね。
私が2009年に訪れたときはこんな感じでした。
http://startingover.blog.so-net.ne.jp/2010-02-24
自分もまた、訪れたくなりました。
いい夏休みでしたね。
by teruteru (2012-08-18 23:14)
teruteruさん、コメントありがとうございます。
上海には2年強もいらしたのですか。周りの環境の変化の早さには戸惑いも覚えたのではないかとお察しします。現在の中国の勢いを象徴しているエリアですね。
ブログ記事への誘導ありがとうございます。早速拝見させていただきました。豫園の夜景がとてもきれいです(写真がお上手ですね)。夜に訪れればよかったと思いました。鼎泰豊へは我々も行きました。このお店は台湾と香港でも食事をしたのですが、何処でも美味しくいただけました。
観光スポットだけでなく、現地の人達の生活圏も覗くことができたらより楽しめたかもしれません。またよろしくお願い致します。
by とも (2012-08-19 12:52)