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EV普及に日産と全旅連がコラボ [Car]

EVのネックの一つはバッテリの充電時間ですが、既存のガソリンスタンドに相当する急速充電の他に、宿泊施設には無料ないし、安価で利用できる普通充電設備を用意して、宿泊施設の利用者獲得を図るというのは良い考えかもしれませんね。宿泊するならば充電時間が満充電まで16時間近くかかっても、さほど問題なさそうです。

100V充電がカギ…日産と全旅連のEV普及・宿泊客増コラボ
http://autos.goo.ne.jp/news/ecocar/135716/article.html

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100V充電がカギ…日産と全旅連のEV普及・宿泊客増コラボ日産自動車と全国旅館生活衛生同業組合連合会(以下、全旅連)による連携事業発表(1日)では、電気自動車(EV)を利用した宿泊旅行の充電イメージについて説明があった。 全旅連に加入する約1万8000軒の旅館・ホテルなどにEVの充電インフラが整備される。インフラ整備といっても、宿泊施設の外壁などに既に備えられている100Vや200Vのコンセントを利用する低コストな設備で、“充電コーナー”を設けるというものだ。 「500V急速充電システムなどもあるが、基本は家庭用100Vの電源を使用する。宿泊施設の周囲には、自動販売機用やネオン用などの100Vのコンセントが設けられている。この既存の電力インフラを有効活用していきたい」と全旅連会長の佐藤信幸氏。 「日産とは、EVによる1kmあたりの移動コストは1.2円ぐらいだろうと話している。宿泊施設でフル充電して、充電料金は150円から200円ほどかかると思われる。これを旅館側に負担してもらいたいと考えている。基本的に旅行客には売電できないだろう」(佐藤氏) 「100Vで充電することになると、例えば16時のチェックインから翌朝8時までで16時間で満充電となる」と話す全旅連側の狙いは、日帰り旅行客の増加により減少している宿泊客の獲得だ。全旅連にとっては、急速充電システムで数十分の充電を済ませて宿泊せずに帰られてしまったら困るというわけだ。 日産の志賀俊之COOは、「航続距離が気になるドライバーもいると思うが、こうしたEV充電ネットワークが広がることはEV普及につながる。今後はEVに常時接続されたインターネット情報をナビ上で表示させ、ユーザーが現地で普通充電の設備がある宿泊施設を検索するという利用もイメージできる」と話す。 ただ、100Vコンセントから充電するスペースを設けるだけでは問題がある。「宿泊者以外の人などが無断で使用するということも考えられる」と志賀氏。管理設備などの増設も必要となるだろう。 将来は、一定距離おきにガソリンスタンドがあるのと同じように、「今後は50kmおきに充電設備が整った宿泊施設網ができるだろう」と佐藤氏。こうしたコラボレーションによって、着地型観光の需要も高まり、EV普及のスピードがさらに加速していくかもしれない。(2月2日(火)11時19分 レスポンス)
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soraneko

何でも否定や諦めで済ますのではなく、まず、始めてみる努力が必要なんだと思います。
そういった意味では、日産と全旅連の試みは好ましいのではないでしょうか。

僕はイベント等でビジネスホテルを使う機会が多いので、確かに宿泊している間に充電できればEVで旅行に行く勇気が沸いてきますね。

個人的には、実用車としてのEVもいいのですが、一人乗りぐらいで、近未来的なデザインのスポーティーなEVが、リーズナブルな価格で販売されれば触手が動くかもしれません。
by soraneko (2010-02-16 19:26) 

ももんが

これは良いアイデアですね。
こういうことをキッカケに次世代車が普及するといいですね。
でも記事中にもありますが、警備屋としては「盗電」対策が気になってしまいます。
by ももんが (2010-02-16 20:42) 

hirosuda

なんだか自動車が家電化してきてますよね・・・。
L型、直6等の日産のスポーツモデルはもうでないでしょうね(残念)。
充電して車を走らせるのは未来的で素敵な事とは思いますが、
個人的には遊べる車も残して欲しいところですね。
by hirosuda (2010-02-16 22:25) 

とも

soranekoさんへ

EVを普及させるには最初は思い切った政策・投資が必要となりますね。

> まず、始めてみる努力が必要なんだと
そうなんですね。始めないと進化はありませんからねぇ。多少の不便を強いられながら使い続けることによって、充電時間の短縮やバッテリーの小型化(高密度化)、高出力化が少しずつでも進んでいくはずです。今回の試みが、よいモデルケースとなればと思います。

> 近未来的なデザインのスポーティーなEVが、リーズナブルな価格
趣味で乗れるクルマのラインナップが待ち遠しいですね。

by とも (2010-02-17 00:37) 

とも

ももんがさんへ
宿泊者向けとしても、まだまだ充電時間が長いとは感じますが、将来性を感じさせるアイディアだと感じました。充電時間が短くなれば、テーマパークやアミューズメント施設などでも同様のことが出来るようになりますし、いいきっかけになればと思いますね!
「盗電」対策は頭が痛いですね。あまり凝り過ぎるとコストも上がるし、気軽に利用してもらうことが難しくなってしまいます。あらゆるシステムはそれを不正使用者への対策で、常に何割かのコストを割かれていることでしょう。
by とも (2010-02-17 00:46) 

とも

hirosudaさん、こんばんは!

家電化…言われてみれば、EVカーも電化製品にも見えなくはないですね。

L型、直6ですか、懐かしいです!
父の代からL型、RB型(2000ccですが)を乗り継いでいたのですが、スムーズに吹け上がるあのフィーリングは、直6でないと味わえないものだったと思います。
V6もかなり良くなってきたとは思いますが…
スムーズという点では、きっとモーターで走るEVカーも期待していいのかもしれません。EVのスポーツも、早いところお披露目してもらいたいですね。
by とも (2010-02-17 00:55) 

kanchi

以前は三菱とトヨタがガソリンとLPGの両方の燃料タンクを持つハイブリッド車を市販していたことを思い出しました。

ランニング・コストの安いLPG車だと全国各地のLPGスタンドの記載された地図をたよりに燃料補給しなければならないデメリットを解消するために、ガソリンでも走れるというクルマでした。ギャランΣのハイブリッドを見ましたが、後部トランク内にLPGタンクが鎮座していましたが、元々広いトランクルームなので決定的に狭いという印象はなく、もう少し売れても良さそうなのにと感じました。

EVの場合もLPG車と同様出かけた先でのエネルギー補給が重要ですが、観光宿泊地に施設があると安心して出かけられますね。一般的には宿泊施設は密集していますから、複数の宿泊施設や観光協会が共同で充電施設を設ければ、経済的負担を分散できますね。

ただ、遅めに宿泊地に到着したら、充電設備が満車状態で、翌日朝に出発できないというトラブルが起きそうな予感が。。
by kanchi (2010-02-24 09:19) 

とも

kanchiさんへ
以前はガソリンとLPGのハイブリッド車なろものがあったのですか!
LPGはタクシーで使用されているので、スタンドも探せば見つかるくらいはありそうですね。ハイブリッドは機構的には無駄のかたまりに感じますが、充電スタンドがほとんどない状況からのスタートでしたら、普及はまずハイブリッドからというのは、過去の例からも仕方が無いことなのかもしれませんね。
将来を見越して、宿泊施設への充電スタンドの設置は、積極的に推進してもらいたいです。
by とも (2010-02-25 00:43) 

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