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HVカーは多様化へ [Car]

新聞記事の転載で申し訳ありません。
HVカーで先行する2社が、車種の多様化で市場での優位性を確保しに動いたようです。

国内HV戦争、多様化で勝負 トヨタ、ホンダ ミニバンと小型車続々投入
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/m20100105021.html

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 トヨタ自動車とホンダの2強がハイブリッド車(HV)戦略を加速させる。昨年、乗用車タイプのHVを発売した両社は、平成22年以降はミニバンと小型車ベースのHVを新たに投入。より多様なニーズの取り込みを図る。22年以降は日産自動車がHVを投入するほか、海外勢も参入し、国内市場の「HV戦争」が激化する見通しだ。低価格HVの市場を切り開いた2強は、今後も他社よりも速く多様化戦略を進め、市場での優位を確保する作戦だ。  トヨタは、ミニバンHVを22年度中にも新たに投入する方針だ。ベースは、昨年5月に発売して爆発的人気を呼んだ新型「プリウス」。3列シートで「車の前半分はプリウスそのまま」(トヨタ関係者)という外見。消費者の手に届きやすい200万円台の価格を目指す。  一方、ホンダは早ければ23年にもミニバンHVを投入する。現在販売されている人気車種に導入される公算は大きく、ホンダ関係者は「『フリード』への投入を希望する声が大きい」と指摘する。  技術研究も進んでおり、本田技術研究所の川鍋智彦専務は、車体が大きいミニバンを動かすモーターとして「2個使う方式がいいのか、強力なものを1個にするのか、いくつかの方式を検討中」という。  ミニバンは室内の広さなどから家族層のニーズが高く、両社は消費者のエコ志向を刺激するHVモデルを投入、販売底上げを狙う考えだ。  一方、小型車では、ホンダがまず今年後半、人気車フィットをベースにした車を発売する。  価格は100万円台で、最低価格189万円の「インサイト」より安くなる見込み。着席位置が高く見晴らしもいいため「インサイトとは別のニーズがある」(川鍋専務)と期待する。  これに対し、トヨタは23年に小型車ベースのHVを投入。燃費は1リットル=40キロを目指すとみられ、こちらも価格100万円台になる見通しだ。両社は、さらに燃費のいいHVモデルを投入することで販売層を拡大する戦略だ。  トヨタは2020年代までに全車種へHVを投入、ホンダは平成32年までに先進国で販売する車の50%をHVにする方針だ。22年には、日産が高級車「フーガ」にHVモデルを発売する一方、BMWなど海外勢の参入が本格化する中、多様な商品展開を進め、競争を勝ち抜く考えだ。(2010年1月5日 08:05 産経新聞)

もっと他社も頑張って欲しいですね。
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soraneko

日本の場合、ユーザーが「HV」という言葉に踊らされているだけで、流行物にはこぞって飛びつくくせに、飽きっぽい国民性ですから、「HV」が今売れているからといって、経営資産を集中させるのという経営判断は、少々危険ではないのかという危惧を抱きざるを得ません。

むかし、何でも「TURBO」とステッカーが貼ってあれば、車が飛ぶように売れた時代もありましたよね(笑)。
フルラインターボとか行っていたメーカーはその後大変でしたし(笑)。

プリウスにしても、インサイトにしても、HVを除いた「自動車」としての部分で本当に魅力や実力があるのか?、といえば厳しい返答しか出来ない車だと思っています。

かつての「5速マニュアル」、「ラジアルタイヤ」、「電子燃料噴射装置」、「エアコン」、「パワーステアリング」などのように、わざわざステッカーに張るほどの羨望のアイテムだった物が一般化した様に、「HV」も、当たり前の技術になる物に過ぎないのかもしれません。

そうなれば、車としての実力や魅力といった本来の商品性の優劣が問われるわけで、そういった自動車の本質的な部分での開発や投資を、積極的に行っていかなければ、世界の競争の中で、「HVの安車を作っているアジアのメーカー」として、日本の自動車産業は埋没してしまうのではないのかという器具を抱いている今日この頃です。

「HV」は低燃費の為の「当たり前の」技術の一つとして、自動車として魅力のある優れた商品を各メーカーとも頑張って出して欲しいと思っています。



by soraneko (2010-01-06 21:00) 

響希

トヨタホンダの2強と言いつつ、トヨタの強さは圧倒的ですよね。そこに、どれだけホンダが独自性を打ち出しつつ、魅力的な車作りをしていけるか。そこが焦点かなぁって気がします。他メーカーの幾つかはトヨタからHVの技術提供?提携?を受けるようですが、ハイブリッド以外の部分で、個性と魅力ある車を作ってくれるとユーザーとしては嬉しいなぁ。
by 響希 (2010-01-06 22:11) 

ももんが

「ベストカー」とか読むと色々な事が書いてありますよね。
ハイブリッド車が増えるのは楽しみですが心配でもあります。
トヨタとホンダ以外に選べなくなってしまったら寂しいですし。
各社にがんばってもらいたいところですが・・・。
難しいですよね。

by ももんが (2010-01-07 20:24) 

とも

soranekoさん、こんばんは!
日本人の国民性には全く持って同意です。
なるほど、以前のTURBOブームになぞると、昨今のHVブームもそれに当てはまるかもしれませんね。
先の国民性に加え、エコカー減税等の波に乗らされていることは明らかですから、それらの優遇が無くなったときに果たして車としての魅力があるのかと問われれば、甚だ疑問です。個人的には、HVカーは過度的なモノとしか思えません。
おっしゃるように、今のところHVの技術は日本のメーカーが一歩先に行っているかもしれませんが、いずれ当たり前の技術の一つとなったときに、果たしてどのような位置付けでいられるのか…とても不安を感じます。
by とも (2010-01-08 00:30) 

とも

響希さんへ
こと、HVに関してはトヨタが断トツだと思います。ホンダ以外は今更追いつけないのではないでしょうか。ホンダにはトヨタにはない魅力的な部分があるので、何とか頑張ってもらいたいです。その他のメーカーはHV以外、日産で言えばEV、マツダでは超低燃費のガソリン車などもありますから、その辺りの可能性には期待しております。
by とも (2010-01-08 00:36) 

とも

ももんがさん、こんばんは!
最近はカー雑誌を読まなくなったので、業界のことには疎くなってしまいました。
各社に頑張ってもらいたいのは同感です。そもそも、日本のメーカーは海外のメーカー(新興メーカーも含めて)とも戦っていかなくてはならないのです!
by とも (2010-01-08 00:38) 

kanchi

小型車へのハイブリッドの展開を行えるのはトヨタとホンダだけなのでしょうね。後発組や他社から供給を受けるメーカは小型車へのインストールはかなり難しいものとなり、どうしても容易なアッパークラスでのリリースとなってしまうのでしょうね。「やばいぞ日産」などと思ってしまいます。
by kanchi (2010-01-17 01:17) 

とも

kanchiさんへ
やはり、日系ではトヨタとホンダしか見当たりませんねぇ~
FUGAでHVを出す日産は、私も凄く心配です(-_-;)
by とも (2010-01-18 23:16) 

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